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■宝石学の世界□□★□□
□□□□□□□□□□□□………………………………………………Vol.345-20081118
ご購読ありがとうございます。
▼ INDEX ………………………………………………………………………………………
1. 鉱物・宝石ファン待望、東京ミネラルショー12月12日から開催-
2. 東京ミネラルショー入場券プレゼント
3. 宝石学Q&A - アメリカと日本の宝石の値段の差 -
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1. 鉱物・宝石ファン待望、東京ネラルショー 12月12日から開催- ∽∽∽∽∽∽∽∽
多くの鉱物・宝石ファンにとって恒例であろう東京ネラルショーが来月開催される。
今年からは第2会場も開設され、約250社が出展という。
会期:2008年12月12日(金)−15日(月)
時間:10:00−18:30(最終日は16:00まで)
会場:池袋・サンシャインシティ文化会館2階・3階
入場料:一般800円・学生500円(中学生以下無料)
★特別講座(受講料各800円/資料・標本2点付き)
・同系鉱物の産状の違い(13日13時から)
・同系鉱物の化学組成の違い(13日15時から)
▽オンライン予約・主催者のプラニー商会さんのウェブページ
http://www1a.biglobe.ne.jp/tms/yoyaku.htm
★スペシャル イベント
・黄金探し編
河砂の中から砂金を採り出す(汰り分け)鉱山作業を体験できるイベント。
配布される砂には必ず砂金が入っている。採集できなくても、砂金(見本)を
持ち帰る事ができる。
開催日時:12月13日・14日
開催時間:11:00-12:00 / 14:00-15:00 / 16:00-17:00
場所:文化会館3F (第2会場特設コーナー)
参加資格:なし(小学生は父兄同伴)
参加費 ¥1.000 (見本の砂金付)
▽オンライン予約・主催者のプラニー商会さんのウェブページ
http://www1a.biglobe.ne.jp/tms/yoyaku.htm
・化石発掘編
アメリカ、ワイオミング州の魚類化石の原石を実際に使用し、化石の余分な
石を取り除く「クリーニング」という化石を掘り出す作業を体験。
掘り出した化石は持ち帰れる(道具付き)。
開催日時:12月14日
開催時間:11:00-12:30 / 14:00-15:30
場所:文化会館3F (第2会場特設コーナー)
参加資格:小学校3年生〜高校生位まで (小学生は父兄同伴)
参加費:¥2.500 (魚類化石原石付き)
▽オンライン予約・主催者のプラニー商会さんのウェブページ
http://www1a.biglobe.ne.jp/tms/yoyaku.htm
★鉱物鑑定七級、八級・九級(財団法人・益富地学会館認定)講習会・認定試験
子供でも理解できる鉱物の講習会と認定試験のセット。
・日程:12月14日(日)13:00−16:00
・会場 :文化会館7F会議室 704・710号
・七級、八級・九級を別会場で同時開催
・受験・受講料 :3,000円
・定員 :八・九級100名様、七級50名様
受験の申し込み・お問い合わせ先:
(財)益富地学会館(電話075-441-3280 FAX075-441-6897)
▽益富地学会館メールアドレス記載ページ
http://www1a.biglobe.ne.jp/tms/event/index.html
昨年、東京ミネラルショーを訪ねた方々の感想
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2. 東京ミネラルショー入場券プレゼント ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
東京ミネラルショー入場券の四日間共通入場券を8名様にプレゼントします。
ご希望の方は、「注意条項と申込み方法」をお読みの上、このページのコメント欄
からお申込み下さい。
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3. 宝石学Q&A - アメリカと日本の宝石の値段の差 -∽∽∽∝∝∽∽∽∝∽∝∝∝
Q:
私は去年からアメリカのシカゴに仕事で赴任しています。
シカゴにも宝石街があり、よく宝石を眺めに行っていますが、宝石の粒は大きいの
ですが、色の問題やインクルージョンの多さが目に付きます。
アメリカ人は、インクルージョンを宝石の個性と捕らえるようで、それより大きさを
重視しているようですが、この見方間違っているでしょうか?
また、シカゴなどのジュエリーショーを見に行くと、東京のジュエリーショーに比べ
て割高な気がします。また、品質の割りに値段が割高です。
私は、ジュエリーの専門家ではないので(ジュエリーコーディネーター3級はもって
います)真剣に値段交渉しませんので、ホントはもっと安く買えるのかもしれません
が…。
とにかく、私の印象では宝石マーケットNO1のアメリカなら安くていい宝石が買える
と考えていましたが、そうでもないです。
ただ、日本では貴重宝石のタンザナイトの2カラット以上のものが日本では信じられ
ないような値段で売っていたりします。
このあたり、国によって宝石により値段の格差があるのでしょうか?
日米各宝石別標準値段比較表みたいなものがあれば手に入れたいのですが。
もしあればお教え下さい。
A:
アメリカ人が大きさを重視するという嗜好を持っているというお考えは、私と
同意見です。
例えば日本のブライダル市場ではVVSやVSといった肉眼では内包物の差異が分からな
い内包物の少ない石が主流ですが、アメリカではSIグレードの、場合によっては肉眼
でも内包物が見えることがある、しかし同じ予算ならVVSよりも大きな石を所有でき
るグレードの石もよく売れています。インクルージョンを欠点として捉えるのではな
く、個性として捉える思考があるのでしょう。
カラード ストーンの場合、大抵はダイアモンドよりもインクルージョンの多様性
に富んでいるので、個性として楽しむ事のできるインクルージョンに巡り会う事も
多いと思います。デマントイド ガーネットに時折内包されるホーステール インクルージョンのような、インクルージョンがあることによって逆に値段が上昇する
ケースは例外としても、10倍のルーペでも十分確認できるトパーズ結晶の液体インクルージョンや、ヒゲをはやしているように見えるルビー中のベーマイト ニードル インクルージョンなど、見ていて飽きがこないインクルー
ジョンには事欠きません。
日本よりもアメリカのジュエリーショーの方が販売価格が高いというご意見につい
ては、おっしゃっておられるジュエリーショーの性質や出展者に左右される部分が
あると思います。
日本で開催される製品が中心の宝飾展では会期中での売上が重視される傾向があり
実際主催者も「去年○×△会社はウン千万円売上」といった資料を作って出展者を
募っています。そして出展者もバーゲン価格の品を用意しているケースが多くあり
ます。
一方海外の宝飾展では、少なくとも私が訪れた事のあるラスベガスで開催される
JCKショーではブース内にバーゲン品を用意している出展者は希で、特にメー
カーの場合には、奥に用意された机に向き合って座り、購入ロット数などの条件
に合わせて価格を相談するといったスタイルが多くありました。このようなブー
スでは、仮に1点をその場で売ってくれたとしても、提示される価格は割高と感
じされるものとなる事が予想されます。
あるいは一般消費者を見込んだ北米各地で開催される比較的小規模な裸石が中心の
宝石や鉱物ショーで販売される裸石や製品の場合、シカゴは存じませんが私が今ま
でに訪ねたことのあるパサデナ、サンディエゴ、サンタモニカ、ロサンゼルス、
ツーソン、カルガリーのショーでは、日本で開催される同様のショーでの販売価格
に比べると、大抵に於いて割安に思います。
ただ近年は価格差が急速に縮まっていると感じますし、中には価格差を感じない石
も、あるいは逆に海外のショーよりも安いかな、と思わせる石もあることは事実で
す。
日本で開催される宝石・鉱物ショーに出展する海外の事業者の場合には短い開催期
間で旅費を賄わなければなりませんから、母国での販売価格と同じという訳にはい
かないのは理解できるところです。
日米各宝石別標準値段比較表といったものは、残念ながらありません。
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※敬称を省略しました。
宝石鉱物小事典は国立国会図書館データベース(Dnavi)に収録されています。
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