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■宝石学の世界□□★□□
□□□□□□□□□□□□………………………………………………Vol.357-20090324
ご購読ありがとうございます。
来週、休刊します。
▼ INDEX ………………………………………………………………………………………
1. ジュエリー・ビジネス・トレーニング[初級講座] 連載開始
2. JJAジュエリーデザインアワード2009募集要項発表
3. カルティエ展 開催 - ジェムランド内で招待券プレゼント企画あり
4. 宝石学Q&A - タイで購入したオニキスがガラスではないかと思うのですが..
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1. ジュエリー・ビジネス・トレーニング[初級講座]連載開始 ∽∽∽∝∽∽∽∝∽∽
今号よりジュエリープロデューサーの増渕邦治先生による「ジュエリー・ビジネス・
トレーニング[初級講座]の連載を開始致します。
増渕先生はミキモトの広告宣伝のアートディレクションを担当し、催事・イベント・
企画のプロデュースを多数手がけたマーケティングの専門家で、DM大賞特別賞の他
カレンダー展、雑誌広告賞など多数を受賞。 現在はジュエリーメーカー等にマーケ
ティングのコンサルティングを行いながら、講演活動をなさっておられます。 また
山梨県立宝石美術専門学校にてマーケティングの講義も担当しています。最近では、
日本発のオリジナル装身具を国内外に広め、ビジネスとしての実績をあげるための
「Japan Premium Project」※を立ち上げ、主催してます。
連載は月1回程度を予定。
※Japan Premium Project
http://www.gem-land.com/japan_premium_project/
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これからジュエリービジネスをとお考えの方
本格参入したけれど、どうも上手くいかない
ビジネスの壁に突き当たっている方のための
●ジュエリー・ビジネス・トレーニング[初級講座] はじめに
1月21日から開催されたIJTで、小売店の何人かの方と話をしました。皆さん一様に
“店に客が来ない”“売れない”“直ぐに売れる商品が欲しい”といった声が聞こ
えてきました。
いままでは質の良いオリジナリティの高い完成品を仕入れ販売してきたのが日本の
小売店の大半でしょう。スリーストーンやスゥイートテンなど、ダイヤモンドを使
いある程度マスを意識した商品と販売方法でやってきたのです。しかしこれらの商
品は多少の差異はあれど、皆同じ顔をしているし、何処の店にいっても扱っている
ものです。
結果、ジュエリーが同質化、均一化してしまい、価格競争に入り込み、消費者・個
客は店や人に魅力を求めるのではなく、いかに安く手に入るかが焦点になってし
まったのです。
いま小売店で個客離れ現象が起きているのも、ジュエリーの面白さ、魅力が失われ
て店に個客を引きつけるだけの魅力がないからではないでしょうか。
●
ではどうすれば良いかということですが
作り手(クラフトマン、工房)と販売する側がダイレクトにコラボレーションを行い
質の良いオリジナリティの高いジュエリーを個客に提案できる事です。そして店と
販売員を強化し「SHOP BRAND」を再構築することによってもう一度個客が店にきて
くれる環境を整える事が実は一番の早道だと考えます。
●
このような視点に立った時、ジュエリー販売のポイントは
[女性にとって必要な品である]
[女性を感動させるジュエリー]
の2点に絞る事が出来ます。
●
そしてこれらの課題を解決するには、マーケティングの手法を取り入れる事が必要で
す。 自分たちは小さな規模だからマーケティングは必要ないと考えないで下さい。
マーケティングは決して規模の大小ではありません。
それでは暫くの間、具体的な戦略や戦術について、宝飾品のマーケティングという切
り口で連載していきますので、興味のある方はお付き合い下さい。
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●ジュエリー・ビジネス・トレーニング[初級講座] 第1回:マーケティング概論(1)
皆さんは宝飾品業界に入られて、デザインや加工、鑑別、販売など様々な分野につい
て、実践で活躍されている訳ですが、これらの項目に流通や企画開発、宣伝広告など
の要素を加えた「マーケティング」についてお話をします。マーケティングとは何か
何故マーケティングを学ぶのかというところから始めたいと思います。
日本の宝飾品業界は長い間、先輩たちの「経験と勘」で宝飾品を販売してきました。
またそれぞれの企業規模が小さい事もあり、マーケティングの概念はそれほど必要と
しませんでした。特に1980年代から90年代にかけて、急激に右肩上がりの成長を遂げ
た宝飾品業界は作れば売れたというバブルを経験してしまった事が或る意味で致命的
でした。
しかし92年以降急激に縮小する市場環境や海外ブランドの参入、インド中国の進出な
ど厳しい競争力の時代に入りました。自分たちが良いモノを作れば良いという発想で
ものを作れば売れた時代は終わったのです。そうすると今までの手法では役に立たな
い部分が多くなってきました。しかしながら今でも多くの経営者は宝飾品にマーケテ
ィングはいらないといいます。でもマーケティングとは皆さんが日頃やっている仕事
販売そのもの.... 後略
▼記事全文や増渕先生へのコメントは以下のページから
http://weblog.gem-land.com/?p=209
▼増渕先生プロフィール
http://weblog.gem-land.com/?p=204
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2. JJAジュエリーデザインアワード2009募集要項発表 ∽∽∝∽∝∝∽∽∝∽∝∝
日本ジュエリー協会が主催するJJAジュエリーデザインアワード2009募集要項が
発表された。
送付の場合の受付日は2009年7月6日で、日付指定で発送とのこと。持参の場合は
2009年7月6日午前10時から午後3時まで。
▽応募資格
・応募者、デザイナー、製作者の全てが国内在住であること。
・作品を2009年9月2日以前に公開、展示、個展に陳列していないこと。
・出版物、パンフレットなどに非掲載であること。
・他の公募展に応募していないこと。
※第4部門においては、学生によるその都市の卒業制作は新作とみなし応募可能。
▽応募部門
・第1部門(パーティーシーン)
・第2部門(カジュアルシーン)
・第3部門(クラフト&ギフト)
・第4部門(新人部門)
▽応募用紙や詳細
http://www.jja.ne.jp/event/event05.html
▽送付先・問い合わせ・資料請求先
社団法人日本ジュエリー協会 ジュエリーデザインアワード事務職
〒110-8626 東京都台東区東上野2-23-25
電話:03-3835-8567
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3. カルティエ展 開催 - ジェムランド内で招待券プレゼント企画あり ∽∽∝∽∝∝
2009年3月28日(土)から5月31日(日) まで、東京国立博物館 表慶館 (上野公園) に
て特別展「Story of …カルティエ クリエイション〜めぐり逢う美の記憶」が 開催
され。展示されるカルティエを代表する作品群は276点。
▼カルティエ展の招待券が20名様にあたる
過去30年間の通巻実績を誇る、ジュエリーラバーにお馴染み「ダイヤモンド」誌。
今年からは柏書店松原が編集・発行することとなり、4月3日に発売予定だが、
この「ダイヤモンド'09」をジェムランドにある同書店ブックストアから購入すると
抽選で20名様にカルティエ展の招待券があたる。当選は発送をもって発表。
▽ダイヤモンド'09 購入はこちら
http://www.gem-land.com/kashiwa-books/diamond.html
▽観覧料金
・一般1400円
・大学生・高校生800円
・中学生以下無料
▽東京国立博物館 カルティエ展告知ページ
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=6299
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4. 宝石学Q&A - タイで購入したオニキスがガラスではないかと思うのですが..∽
Q:ユウ さん
タイで購入したオニキスがガラスではないかと思うのですが、自分で違いを見分ける
方法はあるのでしょうか?
他にもタイで購入したもので疑問に思うものがいくつかあるので調べてみたいと思っ
ています。
天然石を専門に鑑定をしていただける機関はあるのでしょうか。
A:
一般にオニキスと呼ばれるブラック カルセドニー(玉髄。メノウは玉髄の一種)の
成分はガラスと同じようなものですから、重量感や外観から両者を区別することは
困難です。ただし、カルセドニーはガラスとは異なり小さな結晶が集まって構成され
た宝石ですから、その構造の違いが識別上のヒントを与えてくれる場合があります。
小さな結晶が集まって出来たカルセドニーの場合、石の端や裏側に欠けた部分があれ
ば、その割れ口の表面はガラスのようにつやつやとしたものではなく、僅かな凹凸を
伴うのです。
詳しくは以下のページをご参照下さい。
http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/gem_encyclopedia/ha/tips_for_gem_ident2.html
天然石か否かは、宝石鑑別機関に依頼すると鑑別してもらうことができます。宝石鑑
別機関を選ぶに際しては、以下のバックナンバーの記事「3.宝石学Q&A - 信頼で
きる宝石鑑別機関 -」を参考になさってください。
http://www.gem-land.com/melma/239.txt
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※敬称を省略しました。
宝石鉱物小事典は国立国会図書館データベース(Dnavi)に収録されています。
宝石に関するご質問や弊紙に対するご希望などをお寄せ下さい。
※画像をお送り頂いても宝石鑑別はできませんのでご遠慮下さい。
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