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■宝石学の世界□□★□□
□□□□□□□□□□□□………………………………………………Vol.385-20100316
お読み頂き、ありがとうございます。
▼ INDEX ………………………………………………………………………………………
1. 縄文時代の黒曜石鉱山、鷹山遺跡
2. ジュエリー・デザイン・コンテスト - JJAジュエリーデザインアワード2010
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1. 縄文時代の黒曜石鉱山、鷹山遺跡 ∝∝∝∽∝∝∽∝∝∽∝∝∽∝∝∽∝∝∽∝∝
黒曜石※とは天然のガラスである。種々の色を呈するが、多くが黒色。
日本では十勝石の別名でも知られているように北海道が有名だが、長野県でも霧ヶ峰
和田峠、そして今回紹介する鷹山での産出が知られている。
鷹山遺跡群(たかやまいせきぐん)は長野県小県郡長和町で昭和30年(1955年)に
発見された。 その後の調査過程において発見された黒曜石鉱山は、平成5年に全国
ニュースで採り上げられた事で脚光を浴び、平成13年には国の史跡に指定されてい
る。
鷹山遺跡群は約1万2千年から3千年前(縄文時代後期)に作られたと推定され、
黒曜石の採掘址(さいくつし)は75基(平成5年現在)数え、全国最大規模。
発見されたのが昭和30年であったとしても当地における黒曜石の存在は例え黒曜石
の名を知らなかったとしても、地元民には古くから知られていたようだ。その証拠と
も言えるのが黒曜石鉱山があった場所の地名。これを星糞峠(ほしくそとうげ)とい
う。
星糞峠の語源に関する記録は見つかっていないが、常識的に考えれば、地面のあちら
こちらに落ちていた黒曜石の破片の割れ口が光を浴びてキラキラと光る様子が星の糞
を想像させたからだろう。
実際私が当地を訪ねた時も、脇道で未舗装の路面を5分ほど観察したところ、ふたつ
の黒曜石の破片を見つけることができた(※2)。
現地には「星くずの里 黒耀石体験ミュージアム」(語感を気にしたと思われるが
“星糞の里”ではなかった)があって黒曜石などを使ったアクセサリー作りを体験
できる他、各時代別に整理された黒曜石の石器(矢尻など)の展示や黒曜石を斧に
加工する方法を見ることができる(※3)。
鷹山は白樺湖から車で30分ほど。近隣を観光する機会のある宝石・鉱物愛好家
諸氏は鷹山まで少々足を伸ばし、縄文文化に思いを馳せてはいかがだろう。
※黒曜石
http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/gem_encyclopedia/obsidian.html
※2+※3:鷹山で見つけた黒曜石の破片の写真。「最近の更新項目」より
http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/
参照:
読売新聞平成9月12日朝刊
信濃新聞昭和59年10月26日
黒耀石体験ミュージアム掲示資料
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2. ジュエリー・デザイン・コンテスト - JJAジュエリーデザインアワード2010 ∝∝
日本ジュエリー協会が主催するJJAジュエリーデザインアワード2010募集要項が
発表された。
送付の場合の受付日は2009年7月6日(火)で、日付指定で発送とのこと。持参の場合
は2009年7月7日(水)午前10時から午後3時まで。
▽応募資格
・応募者、デザイナー、製作者の全てが国内在住であること。
・作品を2009年9月1日以前に公開、展示、個展に陳列していないこと。
・出版物、パンフレットなどに非掲載であること。
・他の公募展に応募していないこと。
・但し、第4部門においては学生によるその年の卒業制作は新作とみなし応募可能。
▽審査基準
・創造性豊かな次世代の感じされるジュエリー
・素材の特性を充分に生かした上でのデザイン表現力
・今まで発表されたコンテスト作品及び商品とは類似しないオリジナリティ豊かな
デザイン
▽応募部門
・第1部門(パーティーシーン)
・第2部門(カジュアルシーン)
・第3部門(テーマ部門:パールジュエリー)
・第4部門(新人部門)
▽応募用紙・応募用紙のダウンロード・リンク
http://weblog.gem-land.com/?p=347
▽送付先・問い合わせ
社団法人日本ジュエリー協会 ジュエリーデザインアワード事務局
〒110-8626 東京都台東区東上野2-23-25
電話:03-3835-8567
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※敬称を省略しました。
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