HRDニューヨークに進出
- ヨーロッパのダイアモンド グレーディング機関として中心的役割を果たすHRD(ダイヤモンド ハイカウンシル)は、同機関初の海外支部として、ニューヨークにダイアモンド グレーディング ラボを11月にも開設する方向であるという。
- 日本、米国をはじめ多くの国ではGIA方式と呼ばれるダイアモンドのグレーディング方式を用いているが、ヨーロッパではHRD形式の権威が重い。
- GIA方式の本場であるアメリカでは、GIA GTL(GIAのラボ部門)では用いていないSI3というクラリティ グレードを用いているラボはあるが、基本的なグレーディング方法は統一されている。
- 一方HRD形式ではクラリティ グレーディングでインクルージョンのサイズを特殊な顕微鏡で測るといったGIA方式には無い方法を用いており、またグレーディング上の表現が異なる。
- ただ、両機関の形式には互換性がある。つまり表現は異なっても、それぞれの形式のグレードは互いに対応しているので、比較することができる。この為、形式の違いが流通上の問題になるとは考えられない。
- HRDは昨年から今年にかけて度重なる増員を行っているが、米国進出の複線であったかとも思われる。
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