【ジェムランド,ジュエリーニュース】ALROSAのブランド化戦略

ALROSAのブランド化戦略

７月１２日のインターネット版フィナンシャルタイムズ紙によると、ALROSA(Almazy Rossii-Sakha：ロシアの国営ダイヤモンド生産・輸出公団）が来年より独自ブランドによる研磨済みダイアモンドのマーケティングを開始すると発表した。これはロシア最大のダイアモンドカッターであるKristal Smolenskとの協同プロジェクトとなる模様。

DTC（デ・ビアスのマーケティング部門）による「フォーエバーマーク」、デビアスとLVMHによる「DeBeersブランド」、BHPの「エカティブランド」に次ぐ今回の発表で、大手生産者が矢継ぎ早にブランド化戦略を進めていることが分かる。

デビアスはアルロサの生産するダイアモンドの約半数を買い取る契約を結んでいるが、この契約は年内にも失効すると見られている。８月にも契約更新に向けた交渉が始まると予想されるが、前回更新時もごねるALROSAの為更新が大幅に遅れたことは業界関係者の多くが知るところであろう。

この時期に発表された今回のブランド化戦略は、あるいは交渉を有利にするための高等戦術であろうか。

Posted: 2001/07/17

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ALROSAのブランド化戦略(2001/07/17)

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